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1-バンジージャンプ (2017-2/24)

「ねえ、バンジージャンプと高層ビルからのダイブってきっと同じな快感くれそうだよね」

「そうだね、コンクリに叩きつけられたいとは思わんけど、コンクリを突き抜けてひもがキレちゃって、地球の中心に高速でドリルして燃え尽きて灰骨になれるんだったら、はやるかもしれない、当然痛いの禁止で、あはは」

「しかも、それをお金払ってやるって、ふふっ、いいね」

「快感かも、ゾクゾクって、全身ゾワーってなったらいいやん、やっちゃうやん」

「あ、いいこと考えた。この国のさぁジジイとババアをさぁ、全員高層ビルからバンジーさせちゃおうよ、みんな快感で全身ゾワーってなって昇天しちゃうの、みんな喜ぶよ、お金もちゃんと払ってもらうんだよ、うふふ」

「あー、お前、い~けないんだ~いけないんだ~、いいこと言うやん?」

「でしょ~、いいこと考えるでしょ、そんなに褒めないでよ、恥ずかしい

 昇天バンジーを色んな人に体験してもらいたいな、うわ~、これって人生最後の体験だね、素敵、なんか、幻想的だね、『生きて大地に帰りましょう』、合言葉みたい」

「もしかして、お墓要らなくなるやん?」

「うわ~そうだね、地球が、そのままお墓になるよ」

「余計な人工物が減るってことやん?」

「素敵ね、とても素敵、大地全体がお墓、大地が愛しく感じるね、みんな大地にだね」

 

(544文字小説・タイトル「バンジージャンプ」)

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